晴天の読み虫。
かなり偏りのある、ドクショ好きなDANOです。アメリカ文学から漫画、雑誌まで、幅広くご紹介します。
日本文学（新）- 嫌われ松子の一生（上）（下） 山田宗樹
嫌われ松子の一生（上）（下） 山田宗樹
【日本文学（新）】
DANO評価：★★☆☆☆（満点は★５つ）
注意）映画を見る方や、本を買おうとしている方は
ネタバレありなので、読まないでください♪
中谷美紀か．．．
この小説は文庫本を購入したのですが、帯がすでに
映画宣伝帯になっていて、中谷美紀が主演だという
事をインプットさせられてしまいました。
松子は一言でいって、不器用な性格で運に見放された女性。
この話、どこがオモロイノ？と聞かれるととても困る。
話自体はとても良くできているし、「きっとこういう人
って日本に結構たくさんいるんだろうな」と考えさせられる。
でも、「阿部定事件」よりはショッキングでもないし、
起こる事件はどれも小粒なのに、それによって松子の
受けるショックや落ちぶれ方が半端じゃない。
「そ、そんなことでそこまで．．．？」
と思わずつっこんでしまう、落ちぶれぶり。
人まで殺しちゃうし。
こんな不器用で弱い女性を、あんな強そうな中谷美紀が
演じていいのかなー。
すんごい美人だし。
もうちょっと弱そうな女優がよかったんじゃないだろうか。
そうだなー、ちょっと年いってるけど、川上麻衣子とか？
戸川 純とか？
．．．古いな。(2006.05.28)
